~特定の結合型セラミドが少ない人ほど
肌の見た目や角層状態が悪化している~
2025.02.13
大正製薬株式会社(以下、当社)は、北海道大学大学院薬学研究院の木原 章雄教授と共同で、乾燥した肌では、結合型セラミドという特殊なセラミドが少なく、見た目や角層状態が悪化していることを発見しました。本研究成果の一部は、学術誌「International Journal of Molecular Sciences※1」、並びに2024年11月に開催された「第2回日本化粧品技術者会学術大会」にて発表いたしました。
肌の最も外側にある角層は、肌の美しさや見た目の若々しさに大きな影響を与える重要な組織と考えられています。その角層は角層細胞と細胞間脂質が重なり合って構成されています。そして角層細胞と細胞間脂質をつなぎとめる重要な役割を果たしているのが“結合型セラミド”という特殊なセラミドです。
これまで私たちは、肌への外的刺激や肌細胞の老化によって結合型セラミドが減少し、肌のバリア機能が低下すること、さらに肌の結合型セラミドを増やす効果がある成分を発見したことについて報告しています※2。今回、肌の結合型セラミドの量と見た目の若々しさや美しさの関係について研究を行いました。
健常肌の被験者を角層水分量が少ない群と多い群に分類し、肌の結合型セラミド量と肌状態の関係について調べました。その結果、角層水分量が少ない群では特定の結合型セラミドが明らかに少なく、肌表面が粗く、角層が乱れており、角層が重なって剥がれてしまう傾向にあることがわかりました。
全被験者の解析結果から、特定の結合型セラミドと肌表面の粗さには相関関係があることがわかりました。また、特定の結合型セラミドが少ない人は、多い人に比べて肌の見た目として微細な皮むけが多く、また、赤みが強い傾向にあることもわかりました。
乾燥した肌では、結合型セラミドという特殊なセラミドが少なく、見た目や角層状態が悪化していることが明らかとなりました。健常肌において、若々しく美しい肌の見た目を考える上で、肌の水分量と結合型セラミドは重要な役割を果たしていると考えられます。
私たち大正製薬は、健康で美しくあり続けたいと願う生活者の方々に向けて、これからも健やかで美しい肌に繋がる先端研究を進め、その研究成果を皆様にお届けしてまいります。