若返りの鍵
「マイトリガーゼ」を増やす
成分の持つ効果と
マイトリガーゼ減少が肌老化を
加速させる可能性を発見

2021.09.02

大正製薬株式会社（以下、当社）は、ミトコンドリアに存在する酵素マイトリガーゼと肌の老化に関する研究を行っておりますが、この度、マイトリガーゼが減少することで、皮膚、細胞が老化する可能性を見出しました。マイトリガーゼ減少を防ぐことが、若々しさを保つ新しいアプローチとなると考えられます。

今回、当社がこれまでに見出したマイトリガーゼを増やす成分［モモ、ハマメリスの葉、ボタンの根（ボタンピ）抽出物］について、肌の細胞への効果を検証し、肌の見た目や表面状態、うるおい、ハリ弾力などに寄与する生体因子^※1を増やす働きがあることを確認しました。なお、研究成果の一部をもとに特許を出願しております。

• ※1カリクレイン5、カリクレイン7、トランスグルタミナーゼ1など

更に、エイジングによりマイトリガーゼが減少した皮膚では、慢性炎症が生じ、老化が更に加速される可能性などを見出し、その研究成果を第39回日本美容皮膚科学会総会・学術大会（京都市 国立京都国際会館、2021/7/31-2021/8/1開催）にて発表しました。マイトリガーゼ研究への注目度は高く、本演題は優秀演題賞を受賞いたしました。

以上のことから、モモ、ハマメリスの葉、ボタンの根より得られる抽出物を活用することで、肌の見た目や表面状態、うるおい、ハリ弾力に寄与する生体因子を増やし、更にマイトリガーゼを保つことで老化を食い止めることができると考えられます。当社は今後もマイトリガーゼ研究を継続し、エイジングケア商品の開発に応用してまいります。